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第2ケーラー病(第2Köhler病:第2中足骨骨頭部)

 「足裏の先の方が痛む」という女性。成長期のパンプスやヒールが原因です。フライバーグ病(Freiberg病)ともいいます。

 

原因

 中足骨の中でも第2中足骨に最も長く荷重や外力により圧迫を受けやすく、血行障害を起こし阻血性壊死となる。

 

好発

 思春期15~20歳の女性に多い。ハイヒールを履く人に多い。第2中足骨骨頭部(時に第3・4)

 

症状

 局所腫脹、疼痛、圧痛、歩行痛、中足骨骨頭付近の隆起。

 

X-P

 初期変化なし

 3~4か月後より、骨頭の扁平化。三角形の濃淡陰影とこれに接する帯状透明像の出現、関節裂隙の拡大。

 時に離断した骨片となることがある。

 

治療

 安静、冷シップをし足底板を使用。

 後に温熱療法、ストレッチ。

 

予後

 一般的に2~3年。

 安静保持困難でなかなか治りにくい。

 時に離断した骨片により疼痛が取れない場合、骨片摘出術を検討。

 

鑑別

・行軍骨折…長時間の歩行による中足骨の疲労骨折。第2中足骨に多い。