ジャンプやダッシュといった激しい運動により、膝蓋じん帯(大腿四頭筋)の牽引と脛骨がまだ柔らかいことでおこる骨端症。成長期を過ぎた大人でも、オスグッド病に悩む人がいる。オスグッド・シュラッター病という。
膝関節の過度の運動により、膝蓋靭帯(大腿四頭筋)の牽引によって、腱付着部の脛骨粗面に血行障害を生じ、阻血性壊死を起こす。
10~15歳の男子に多く、しばしば両側性
特にジャンプやダッシュをするスポーツに多い(高跳び、幅跳び、短距離、サッカー、バスケットボール、バレーボールなど)
徐々に脛骨粗面の膨隆、圧痛、運動痛
長期歩行、正座による疼痛増強(疼痛は運動、疲労で増強、安静により緩和)
2~3か月後、脛骨粗面骨化核は不規則な濃淡陰影を示す(膨隆像)
初期では運動停止を指示し安静固定
膝関節軽度屈曲位固定、冷シップ
中期では超音波、超短波、ストレッチなど
一般的に脛骨粗面の発育終了と共に良好で機能障害はないが隆起はそのまま残る。
慢性骨髄炎(発症状況)
脛骨結節骨折(局所所見)
骨結核(X-P)